新社会人

今朝、いつものように駅までトコトコ歩いていると、

「すみませーーーん」

と、女性の声。
辺りに誰もおらず、「ん?オレ?」

「駅にいくにはこっちであってますか?」

スーツ姿でパンをくわえた女性が聞いてきた。

駅の行き方知らないやつがこんなとこうろうろする? と思いつつ、

「私も駅に向かってるのでついてきてください」
と、ジェントルメンな応対。
でも初対面であれこれ会話するのもおかしいので彼女の10メートル手前を先導して歩く。
駅の手前の横断歩道で彼女が追いついてきたので、
「ここをまっすぐいくと駅だよ」
と教え、
「新社会人?」
と聞くと、
「はい、昨日引っ越してきました」と彼女。
「がんばってね」とジェントルメンなおいら。

今日は定期を買う日だったので、彼女と別れ窓口で定期を買ってから乗車。


で、いつも通りの場所に乗り座って居眠り・・・ 船橋まで

船橋につき、階段を下り、改札を抜けると・・あれ?

さっきの彼女が隣を歩いてる。

「うぉ!」っと、お互いビビり、

「どこまで行くの?」とおいら
「千葉です」
「勤め先が千葉なの?」
「はい、千葉から引っ越してきたんです」

と、JRの改札が近づき、切符を買っていない彼女は切符を買うために切符売場へ

(千葉が勤務地でなんで千葉から野田に引っ越してきたんだろ??)
と、疑問はあったものの、まあどうでもいいのでいいやとおもいボケっとホームに立っていると、

「すいません!」と彼女が追いついてきて、

「さっきの話、変でしたね。今日は入社式で千葉に行くんです。勤務地が野田なんです」
と、彼女。

「ああ、そう・・」おいら。

と、彼女は、自分で『そんな事だけを伝えに追っかけてきて気持ち悪いと思われたかな?』と、思ったのか、そのまますーーっと離れて、ホーム違う場所に・・・

東京方面の電車が来ておいらは乗り込む。
電車から彼女を見ると、他の人に何やら聞いていて、ぺこりと頭を下げて急いで階段を下り始めていた。隣の快速のホームへ向かったらしい。

朝から忙しい子だな・・・

がんばれ新社会人!
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